研究課題/領域番号 |
25305041
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研究機関 | 甲南女子大学 |
研究代表者 |
丸 光恵 甲南女子大学, 看護リハビリテーション学部, 教授 (50241980)
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研究分担者 |
篠木 絵理 東京医療保健大学, 医療保健学部, 教授 (00275497)
石崎 優子 関西医科大学, 医学部, 准教授 (20411556)
塩飽 仁 東北大学, 医学(系)研究科(研究院), 教授 (50250808)
武田 鉄郎 和歌山大学, 教育学部, 教授 (50280574)
鹿島田 健一 東京医科歯科大学, 医学部附属病院, 講師 (80451938)
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研究期間 (年度) |
2013-04-01 – 2016-03-31
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キーワード | 思春期 / 若年成人 / がん / サバイバー / 医療 / 看護 / 教育 / 就労 |
研究実績の概要 |
13歳から26歳までの思春期・若年成人(Adolescent & Young Adult以下AYA)がん患者・小児がんサバイバーに対する医療・教育・就労支援の現状と課題について、米国、豪、英国のがん治療病院の専門職を対象とし、専門職インタビューを含むフィールド調査(伊は招聘によるインタビュー調査のみ)を行った。諸外国の支援プログラムの共通目的は、①生存率改善と、②QOL向上の2つであった。①には多施設協働の臨床試験が不可欠であり、その為にがん登録等のインフラ整備、臨床試験へのアクセス保証と共に、早期受診・早期診断を促進するシステムが整備されつつあった。また②はAYA世代の患者の人権の尊重・権利養護に関する共通理解をもとに、予防からサバイバーシップにわたる計画的・継続的な心理支援と共に教育・就労支援を構築していた。小児医療の枠組みの発展型(伊)、成人施設とのジョイント型(豪・米)、AYA世代を専門に診療する独立型(英)など、各国の医療・社会文化背景を元に独自の発展を遂げていたが、政府財源を拠出しており、政策的な支援も得て行う多施設協働研究による新治療開発や効率的な紹介システムを持つオーストラリアが日本のモデルとなりうると思われた。今後の課題は、妊孕性温存・セクシュアリティへの支援と、ケア提供モデルの在り方であった。日本の医療機関に勤務する専門職およびサバイバーを対象としたインタビュー調査では、治療拒否や緩和・ターミナル時のケアの困難さ、妊孕性など小児・成人医療双方に専門家の不在、継続的・長期的支援の仕組みができていない事などが明らかとなった。以上について、米国を除く3か国と日本人医師・看護師・教育関係者ら11名による国際シンポジウムを開催し、日本人参加者と共に問題点の明確化、支援の理念・目標についてディスカッションを行い、今後の支援の方向性についてまとめた東京宣言を共有した。
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現在までの達成度 (段落) |
27年度が最終年度であるため、記入しない。
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今後の研究の推進方策 |
27年度が最終年度であるため、記入しない。
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次年度使用額が生じた理由 |
27年度が最終年度であるため、記入しない。
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次年度使用額の使用計画 |
27年度が最終年度であるため、記入しない。
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