ソフトウェア保守・運用の効率化に向けた計画立案を支援するために,以下を明らかにした.(1) 作業時間に基づくソフトウェア保守ベンチマーキング,(2)作業時間と単価に基づくシステム運用のベンチマーキング.また,ソフトウェア保守効率やシステム運用作業効率の予測モデル構築に向け,以下について明らかにした.(3) ソフトウェア開発プロジェクト予測モデルにおける外れ値の影響,(4) ソフトウェア開発プロジェクト予測におけるトービットモデルの効果.これらの成果を用いることにより,ソフトウェア保守,システム運用それぞれについて,最適な計画の立案が可能となり,その結果,それぞれの効率が高まることが期待される.
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