増大する通信量に対してスケーラブルに成長する構造を災害等に活用する為、人口分布に応じた再帰分割で設計されたネットワーク上で、乱歩による探索が非一様な通信分布において優れることを明らかにし、搬送蓄積型の遅延耐性ネットワークのルーティング法に拡張した。さらに、その階層面の効率的巡回リレー法を提案し、遅延最小の負荷配分の最適問題を解いた。また、長方形の再帰四分割で構築した道路網を近似する土台から成長させたネットワークが、高い頑健性と通信効率を兼ね備えることを示した。 さらに副産物として、攻撃耐性が極めて強い頑健な玉葱状構造を協調的な部分複写等に基づいて成長させる構築手法を世界で初めて見出した。
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