研究課題
平成28年度は、本研究をまとめ、国際会議で発表を行った。本研究の目的はネットワーク機器への給電を最適にするために、新世代ネットワークで用いられる位置が動的に変化する情報を最適に取得する手法を応用して、動的に変化する必要な電力量を求めることであった。本研究期間を通じて、新世代ネットワークの各方式の定量的に比較する研究、新世代ネットワーク上で移動する情報を取得するために通信機器やサーバに必要となる電力量を極小にするための研究ならびに、キャッシュ管理に着目することによってその量をさらに最適化する研究を行ってきたが、平成28年度はこれらの複数の関連する研究を統合的にまとめた。これにより、動的に変化する電力量を取得するための適切な新世代ネットワークの位置管理プロトコルを応用や環境に応じて対応させた。次に、その選択したプロトコルを用いたときの電力量を極小にする通信機器、サーバの構成を求めることが可能になった。最後に、高度なキャッシュ管理方式によってその電力量をさらに最適にする手法で、電力量を削減することができた。さらに、そのプロトコルを用いて、通信機器以外の応用で、例えば、緊急インシデントの実績データに基づいた緊急車両稼働管理のためのエネルギー量の最適量の計算が可能であることも示した。また、本研究を拡張して、セキュリティ対策のためにあらたに必要となる処理のための電力量の考察について、サイバーセキュリティ演習の実施を通じて考察を行った。
すべて 2017 2016
すべて 雑誌論文 (5件) (うち国際共著 5件、 査読あり 5件、 オープンアクセス 5件) 学会発表 (1件) (うち国際学会 1件)
Proceedings of World Academy of Science, Engineering and Technology
巻: 3 ページ: 0
Journal of Computer Science and Network Security
巻: 16 ページ: 0
Proceedings of the 11th International Conference on Future Internet Technologies 2016
巻: 0 ページ: 0
Proceedings of COMPSAC 2016: The 40th IEEE Computer Society International Conference on Computers, Software & Applications