研究代表者を中心に提案しているNomadic Agent(NA)を実用化するための検討を行った.NAは車車間通信などを用いて情報を交換し,仮想的なインフラとしてその情報を特定の場所に保持し続けるシステムであるが,遅延時間が大きく,情報が正しく届く確率が低いなどの問題点が存在する.これらの問題点を解決するために,まずシミュレーション環境の整備を行い,最終的には携帯端末上で動作するNomadic Agentを実装し,その動作の解析を行った.また,実装した結果明らかになった問題点と合わせて,それらの問題の解決方法を検討した.
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