センサネットワークシステムでは、稼働中にノードの持つ機能や役割を動的に変更することが求められる。従来はソフトウェアレベルでのノードの動的な機能変更について主に研究が進められてきたが、本研究ではPSoC等の動的再構成可能デバイスをノードのモジュールとして導入し、ハードウェアレベルでの動的な機能変更を実現するシステムを開発した。これにより、従来は実現が困難であったアナログ回路レベルでの機能変更も可能になり、センシングの精度やサンプリング周波数の大幅な変更や、コプロセッサ機能の動的な追加などの動作をシステム稼働中に実行できるようになった。
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