具体的な状況として、観光者がお土産を買うという状況について取り組んだ。観光者が特定のお土産の購入を希望する場合、それは購入しないまま帰路についてしまわないように、一方で、長時間重い荷物を携行させないように、どこで買うのが望ましいのかを含む、適切な情報推薦が望ましい。そこで、観光者側から得た観光スポットの周遊予定に基づき、適切な購入場所を情報推薦する方式を開発し、評価した。評価実験の結果、有効との評価が得られた。 また、観光スポットを推薦アイテムと見なしての情報推薦にも取り組んだ。既存方式での問題点として、アクティブユーザの訪問履歴を充分考慮せず、全ユーザに対して同一の観光スポットが推薦されてしまう問題点がある。そこで、アクティブユーザから得られた訪問済みの観光スポット情報を活用し、未訪問の観光スポットを優先して推薦する方式を開発し、評価した。こちらも評価実験の結果、有効との評価が得られた。
|