CBIRの性能向上を目的として、本研究では以下の機能を実現させた。 (1)図形商標を対象に群化要因「よい連続性」を測定するモデルを提案し、そのカスタマイズを進めた。(2)胃X線像を用いた健常胃判別において、胃壁に出現する襞模様や胃輪郭線の抽出に(1)を適用し有効に機能すると示唆された。(3)内視鏡画像を用いた内痔自動診断において、うっ血領域の抽出に対する前処理として(1)を適用し濃淡画像のオブジェクト認識にも適用可能性があると示唆された。(4)Webカメラ映像からVDT作業者のモニタリングシステムを開発した。画像特徴量を抽出する際、(1)を含めた群化領域認識手法の一部を適用した。
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