従来のユーザビリティ評価には、評価が主観的・定性的になってしまう、評価者のスキルに依存してしまうなどの様々な問題点があった。そこで本研究では、評価対象となるインタフェースを使用しているときのユーザの手の動きに着目し、客観的・定量的な観点からのユーザビリティ評価を行う新たな手法を提案した。具体的には、機器を使用している際のユーザの手の動きをCCDカメラで撮影し、画像処理により手の動きを抽出し、手の停留時間、軌跡、移動速度などの手の動きのパラメータと、インタフェースのユーザビリティの関係を明らかにした。更に、注視点解析、脳波解析と組み合わせた評価手法についても提案した。
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