本研究では、まばたきによって意思疎通ができる肢体不自由児のためのアプリケーションの開発を目指した。肢体不自由児は身体能力が限られ、また知的障がい等の合併症が見られることが多く、家族や介護者との意思疎通が困難である。我々は肢体不自由児がまばたきによってスマートフォンやタブレットに搭載されたアプリケーションを使用することができれば、介助者に気持ちや考え、要求を伝えることができるのではないかと考えた。まばたきを判定するために、まずOpenCVを用いて顔の眼部を検出し、次に閉眼および開眼判定の方法を開発した。彩度と複雑さを組み合わせることで、より正確なまばたき判定が可能になった。
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