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多視点対応ピクセルとは、見る向きによって表示色が変化するピクセルを指す。レンチキュラーディスプレイなどの裸眼立体視ディスプレイでは、こうした多視点対応ピクセルを平面上に並べたパネルが用いられている。本研究では、多視点対応ピクセルからなる透過パネルを何枚か積層するという裸眼立体視の新たな方式を提案した。提案手法に基づくディスプレイは、レンチキュラーディスプレイよりも高解像度の立体画像を表示することができた。また、通常の液晶パネルを積層して作られる積層式ディスプレイとの比較においても、物体間の遮蔽関係が正しく表示されるなどといった点において、優れた性質を持っていることが分かった。
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