極めて小規模のタスクに限った範囲ではあるが、内容語(事物、性質、動作などを指し示す語)とその意味の対応をモジュールで学習し、これと並行して、機能語(文法的な関係を表す語)に従って各モジュールからの出力を組み合わせる方法を学習することにより、対話相手の発話の意味に沿った動作や内部処理(何を学習すべきかも含む)を、ロボットが学習できることを示した。これは、それを実現するための知識を与えた結果であるとは言え、知識の自己創出的な獲得(獲得した知識が次の知識の獲得を促進すること)の最初の一歩を実現したことを意味する。
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