研究課題/領域番号 |
25330288
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研究機関 | 徳島大学 |
研究代表者 |
藤本 憲市 徳島大学, ヘルスバイオサイエンス研究部, 助教 (20300626)
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研究期間 (年度) |
2013-04-01 – 2016-03-31
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キーワード | 離散時間振動子結合系 / 動的画像領域分割 / カオス振動応答 / 最大リアプノフ指数 / 分岐制御 |
研究実績の概要 |
本研究代表者らは,離散時間振動子を結合したネットワーク系を構築し,振動応答の同期現象を有効利用した動的画像領域分割法を考案している。本研究の目的は,離散時間振動子結合系を画像診断支援システムに適用するため,振動子間の結合方式,カオス振動応答の有効利用,系のパラメータ最適化など,結合系の機能的設計に関する検討を行うことである。平成26年度では,カオス振動応答が発生するパラメータ領域を自動探索する手法を改良した。これら研究成果の一部を学会で口頭発表するとともに,学術論文および書籍として誌上発表した。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
3: やや遅れている
理由
最大リアプノフ指数を用いた分岐制御法については計画どおり達成しているが,4ヶ月間の在外研究を行ったこともあり,一部の研究計画(クラスター同期現象に着目した解析作業)にやや遅れが見られる。
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今後の研究の推進方策 |
振動子のクラスター同期現象に着目して,振動子間の結合強度等に関する検討を行う。また,解析結果に基づいた3次元画像領域分割処理システムを提案し,その有効性を検討する。
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次年度使用額が生じた理由 |
4ヶ月間の在外研究により,今年度予定していた国内外学会等での成果発表を翌年度に延期したため。
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次年度使用額の使用計画 |
主に,国内外の学会にて成果発表するための旅費と参加費等に使用する予定である。
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