ロボティックスワームを構成する各自律ロボットの制御器である人工神経回路網を進化的に設計するために,必要な計算機環境に関して2方式を準備し,それぞれに研究を進めた.集合知の解析・評価方式の開発では,スワームロボティクス分野において,この未踏な領域へ最初の一歩を踏み入れてきたが,さらにこれを前進させることができた.実機ロボットスワームでは,処理の高速化により滑らかなロボティックスワームの群れ行動が生成できるようにした.また,計算機シミュレーションであられる群れ行動を実機ロボティクスワームで再現する実験を行い,集合知の進化的構成法の基礎を確立できた.
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