本研究は,人にやさしいインタフェースを備えた「場の空気を読める」コミュニケーションシステムの開発を目指す.遠隔コミュニケーションに対しチャットとSNSに,対面コミュニケーションに対し食事の場に着目する. 感情を表現する画像を組み合わせて表示するチャットシステムにより,対話中,対話終了後も文字だけでは伝達が難しい対話の雰囲気を視覚的に伝達することができた.また,開発SNS上の匿名の交流において大きなストレスを感じることなく第三者とゆるやかなつながりを継続することができた.対面対話支援においては,特に初対面者を含む場合に食事の楽しさを向上させ,コミュニケーションを活性化させられることを確かめられた.
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