本研究の成果は、鏡面反射形状特徴量が個人の音像定位能力を向上させる指標になるとともに耳介部位を特定できる点、音像定位能力を向上させるために耳垂角度を+35°にし耳介変形に加え、能動的な頭部運動が重要であることを明らかにした点にある。耳介形状を測定するだけで音像定位能力を推定する手法を新たに構築した。 さらに、非接触型のKinectセンサーを用いて、実時間の立位姿勢感情推定システムを構築し、評価を行い、概ね感情を推定することが可能になった。立位姿勢や着座委姿勢から、空間にいる時の感情や気分を実時間で推定し,癒し空間を創出する照明・音響演出支援システムへの構築の目途がたった。
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