研究成果の概要 |
共通のpMHCに対し特異性の高低の差のあるTCRとの共結晶構造(3C5Z, 3C60)を用いて、MM/PB(GB)SAの計算条件を検討した。MM/PBSA, MM/GBSAいずれにおいても、計算値の変動は30kCal/mol前後におよんだ。残基間相互作用の精密解析により、TCR-pMHCの認識の特異・非特異性を理解するよう方針変更した。共通のpMHCを含むTCRとの共結晶5つについて、被提示ペプチドのP2, P3, P5, P8の部位に7、8、2、3種の変異を入れた構造を生成、構造を最適化の後FMO計算を行った。PIEDAにより残基間の相互作用の精密な解析が可能となった。
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