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2013 年度 実施状況報告書

Linked Data間の意味的関係付け手法に関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 25330369
研究種目

基盤研究(C)

研究機関国立情報学研究所

研究代表者

市瀬 龍太郎  国立情報学研究所, 情報学プリンシプル研究系, 准教授 (00332156)

研究期間 (年度) 2013-04-01 – 2016-03-31
キーワード人工知能 / 機械学習 / インターネット高度化
研究概要

Linked Dataは,データのWebとも呼ばれ,急速に普及しつつあるが,データ間のリンク(関係付け)が不十分なため,実用上で大きな問題となっている.本研究では,大規模で様々な種類のデータが分散して提供されているLinked Dataに対して,意味的な関係付けを高速かつ高精度に行う手法を開発することが目的である.そのために,オントロジー・アライメントで使われる機械学習技術とインスタンス・マッチングで使われるブロッキング技術を融合することで新たな意味的な関係付け技術を開発する.2013年度は,研究の開始年に当たるため,主に研究に必要な環境の整備に焦点を当て,下記の2つに分けて研究開発を実施した.
1. Linked Data分析基盤の構築
本研究では,インターネット上で分散して公開されているLinked Dataを研究の対象としている.そのため,最初にデータを収集し,研究用の環境の構築を行う.研究に使うためには,収集したデータを適切なフォーマットに変換したり,不要な部分を除去したりするなどの前処理が必要となる.そのような作業を施した上で,研究用のLinked Dataのデータベースを構築した.さらに,構築したデータベースを利用して,データの特性を分析するために,類似度を視覚化するシステムや検索システムの作成を行った.
2. 単体技術による性能評価とその拡張手法の開発
オントロジー・アライメント手法を適用し,2つのデータの関係の発見を試みた.その過程だけでは,直接の対応関係が見つからない場合に,近傍を効果的に探索することで,新たな関係を発見するアルゴリズムの開発を行った.

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

2: おおむね順調に進展している

理由

2013年度に予定していた研究基盤の構築,および,当初予定していた初期段階の研究成果が得られた.

今後の研究の推進方策

2013年度に構築した基盤を活用し,効率的に研究を推進していく.

  • 研究成果

    (3件)

すべて 2013

すべて 雑誌論文 (3件) (うち査読あり 3件)

  • [雑誌論文] MAPSOM: User Involvement in Ontology Matching2013

    • 著者名/発表者名
      Vaclav Jirkovsky, Ryutaro Ichise
    • 雑誌名

      Proceedings of the 3rd Joint International Semantic Technology Conference

      巻: 電子配布 ページ: 電子配布

    • 査読あり
  • [雑誌論文] An Automatic Instance Expansion Framework for Mapping Instances to Linked Data Resources2013

    • 著者名/発表者名
      Natthawut Kertkeidkachorn, Ryutaro Ichise, Atiwong Suchato, Proadpran Punyabukkana
    • 雑誌名

      Proceedings of the 3rd Joint International Semantic Technology Conference

      巻: 電子配布 ページ: 電子配布

    • 査読あり
  • [雑誌論文] TLDRet: A Temporal Semantic Facilitated Linked Data Retrieval Framework2013

    • 著者名/発表者名
      Md-Mizanur Rahoman, Ryutaro Ichise
    • 雑誌名

      Proceedings of the 3rd Joint International Semantic Technology Conference

      巻: 電子配布 ページ: 電子配布

    • 査読あり

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公開日: 2015-05-28  

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