本研究は、インターネットをはじめとする今日のデジタル社会で活動する現代の芸術家が作品の着想、先行研究のリサーチ、試作、実作業等を経て展示に至るまでの一連の活動をデジタルデータで記録・保存し、アーカイブとして情報公開およデータ活用のモデル化を図ることを目的に行ってきた。本研究期間では、作品の制作から展示までに行われた一連の活動で発生した資料のデジタル化、作家が使用した電子メールやFacebook等のオンラインコミュニケーションツールのデータを収集し、これらを統合的に扱えるデータにすることで、一連の活動内容を統合検索およびタイムライン表示による芸術活動のアーカイブを構築した。
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