研究課題/領域番号 |
25330400
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研究機関 | 東海大学 |
研究代表者 |
河井 孝仁 東海大学, 文学部, 教授 (60407997)
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研究期間 (年度) |
2013-04-01 – 2016-03-31
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キーワード | 自治体ヒアリング / 市民ヒアリング / NPOヒアリング / 企業連携 / 海外事例調査 |
研究実績の概要 |
本研究費等に基づき、沖縄県南城市、奈良県生駒市、静岡県島田市等で、行政機関、NPOに調査を行ってきた。さらに、一般社団法人オープン・コーポレイツ・ジャパンとの連携により、市民一般にとどまらない個々の主権者・顧客の関心に基づく新たな広報モデルとしての「マイ広報紙」の実証研究を行っている。あわせてWOMマーケティング協議会メソッド委員会に参加し、千葉県流山市における定住促進事業に有用なターゲット広報の手法について研究を進めている。 海外事例研究として、地域情報発信を Iamsterdamプロジェクトして実現し、成果を上げているオランダ・アムステルダム市を訪問し、多くの知見を得た。 こうした研究成果の一部は日本広報学会等での研究発表につながるとともに、東海大学紀要文学部第102輯に論文「行政情報提供にかかるメディア活用戦略モデルの提案」として示した。 これらの成果は、地方創生が求められるなかで必要とされる、地域の魅力を的確に訴求するシティプロモーションの取り組みにとっても有効であると考える。この点をさらに明確にするため、2014年6月には、シティプロモーションを重要な研究対象とする公共コミュニケーション学会を設立し、会長理事として積極的な研究運営を行っている。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
1: 当初の計画以上に進展している
理由
調査分析については想定通りの進捗であるが、アプリ開発については一般社団法人との連携により、既にプロトタイプを構築し、一部では実証運用も始まっている。
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今後の研究の推進方策 |
当初の計画以上に進捗していることから、海外を含めた事例調査及びヒアリングを積極的に進めるとともに、プロトタイプのアプリケーションの実証運用をさらに広げていく。 そのためにも、一般社団法人オープンコーポレイツジャパン及びWOMマーケティング協議会メソッド委員会との連携を強める。 本研究のなかで明らかになってきたシティプロモーションの重要性について検討を深める。
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