以下に述べる研究課題について研究を進め,研究成果を国際会議ACIT2015,電子情報通信学会の知能ソフトウェア工学研究会,教育工学研究会,情報処理学会のソフトウェア工学研究会などで発表した。(1)ソフトウェア開発作業の細粒度の履歴情報を自動取得するツールを開発し,作成するソフトウェアの品質の良さと,try & errorの数との間に相関があるか否かを,このツールを使って実験し,その結果をACIT2015で発表した。(2)プログラミングの演習授業では,学習者ごとに異なる学習の進度と,演習課題ごとに設定された演習の狙いとが一致していることが望ましい。両者を一致させるために必要な,学習者ごとの両者の情報をリアルタイムに取得するツールを開発したので,このツールの内容を発表した。(3)同時期に複数のプロジェクトに従事する作業者の作業優先順序を決定する方法を発表した。 この研究で目指す「摂動に基づく,プログラミング言語の文法知識習得システム」を実現する上で必要となる「ミューテーション解析統合環境を構築した。
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