教員と学生という異なる主体間の満足度を向上させる仕組みの構築のために,学生へのアンケート調査によりモチベーションや理解度に関する知見を明らかにするとともに,教員が理想とする学生と実際の学生のギャップを定量化する指標を得た.授業に対するポジティブな知識は,学生のモチベーションを促進させる要因であり,反対に,ネガティブな知識は,それを阻害させる要因である.ある程度不満を感じることで学生は自分なりに考えて努力するため,学生の学習意欲を刺激する程度の不満を感じさせることが教員の重要な役割の一つだと考えられる.
|