研究課題
基盤研究(C)
DNAのアルキル化で生じる損傷塩基やAPサイトは細胞死や突然変異の原因となるが、通常、塩基除去修復(BER)で修復される。本研究では、分裂酵母のヌクレオチド除去修復(NER)によるアルキル化損傷DNAの修復開始段階を、遺伝学的および生化学的に解析した。NER因子のRhp7pとRhp41pがAPサイトの修復に関与していた。さらに、rhp7とrph16が異なったDNA損傷により誘導された。従って、NERはUV損傷ばかりでなく、APサイトなど小さな傷をBERと協調して効率よく除去することができる。
分子遺伝学