擬似酵素(TiO2/ポリエチレンオキシド(PEO)/リノール酸メチル(ML))を用いて作製したポリプロピレン(PP)オリゴマーの構造分析および相容化剤性能の詳細な検討を行った。PPオリゴマーは、作製条件が同一ならば、オリゴマー化率約10%、数平均分子量(Mn)=2,000および分子量分布(Mw/Mn)=2.3のものが得られた。ポリスチレン(PS)のオリゴマー化は、分離タイプの擬似酵素を使用した。TiO2を重量比で1%を含有させたPSフィルムサンプル(厚み0.05mm)に、MLを塗布して紫外線を8時間照射した場合、分子量が10万以下の割合が70%(未照射2%未満)と迅速に低分子量化した。
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