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2013 年度 実施状況報告書

流域単位における統合的流域診断手法の開発とクラウド化による情報共有

研究課題

研究課題/領域番号 25340127
研究種目

基盤研究(C)

研究機関京都学園大学

研究代表者

原 雄一  京都学園大学, バイオ環境学部, 教授 (70434660)

研究分担者 佐藤 祐一  滋賀県琵琶湖環境科学研究センター, その他部局等, 研究員 (30450878)
研究期間 (年度) 2013-04-01 – 2016-03-31
キーワード流域区分 / 中央分水嶺 / 地理情報システム / クラウド / 流域診断
研究概要

平成25年度は、全国の流域診断を行うための流域区分と流域診断に必要な諸データのGIS化を実施した。流域区分は全国の一級水系、二級水系、複合水系を基本構造とし、太平洋側と日本海側を分ける中央分水嶺に関しては、流域区分の幹に相当するため現地確認なども含めて詳細な位置確認を行った。平成25年度の成果の一部は、平成25年度の第22回地理情報システム学会学術研究発表大会にて論文発表及びパネル発表(題目:日本列島の流域区分と中央分水嶺の抽出、著者:原雄一、片山篤)を行った。
諸データのGIS化に関しては、国土交通省及び国土地理院などから出されているダウンロード可能な公的データである国土数値情報、基盤地図情報、総務省の統計データ、環境省からの生物多様性情報、水質観測データなどについて整理を行った。
公的なデータ以外として、日本の100選として設定されている、百名山、百名峠、百名橋、公共建築百選、ダム湖百選、百名城、歴史公園100選、ヘリテージング100選、ため池百選、史跡100選、歴史の道百選、遊歩百選、むら景観百選、音風景100選、かおり風景百選、夜景100選、人と自然が織りなす日本の風景百選、夕陽百選、車窓絶景百選、里100選、島の宝百選、名水百選、水の郷百選、百名湯、疏水百選、平成の名水百選、ふるさといきものの里100選、滝百選、棚田百選、地質百選、白砂青松百選、渚百選、海水浴場百選、紅葉百選、森林浴百選、さくら名所百選、街路樹百景、などの流域内での特徴的な地物や現象に関する諸データの整備を進めた。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

3: やや遅れている

理由

初年度の目標は流域区分と流域診断のための諸データのGIS化である。流域区分に関してはおおむね予定通りの進行状況であるが、諸データに関しては、日本100選のデータが想定よりも増えており、また位置情報が未整備のものがあることから、GIS化に時間を要しているのが原因である。

今後の研究の推進方策

今後の研究の方向性としては、その流域に何があるか、という観点から、GIS化されたデータを適宜見える化などの処置を行い、クラウドに格納する。クラウドに格納されたデータは、PC、タブレット、スマートフォンなどの端末を通じて、確認できるシステムの基本を構築する。特に、個々の流域の現場に立ったときに、必要な情報を提供できることに主眼を置く。河川の名称に関しては、現在流通しているデジタル地図にはほとんど記載がないことから、可能な限り詳細な河川名を現場で理解できることに配慮する。どの流域内に自分がいるかで、目の前の河川が最終的にどの河川に合流するかがわかる。

次年度の研究費の使用計画

GIS化する諸データの購入に関して、最新年度のデータを待つなど、次年度に繰り越したものが発生した。また、流域区分の確認のための分水嶺の位置確認の旅費が次年度に繰り越された。
平成26年度の前半期にGIS化する諸データの整備を終える計画である。購入する諸データは、具体的には、全国の25000分の1のデジタルデータ、衛星写真データ、人口データである。流域区分の位置確認は秋ごろをめどに終える予定である。

  • 研究成果

    (1件)

すべて 2013

すべて 学会発表 (1件)

  • [学会発表] 日本列島の流域区分と中央分水嶺の抽出2013

    • 著者名/発表者名
      原 雄一
    • 学会等名
      一般社団法人 地理情報システム学会
    • 発表場所
      慶応義塾大学三田キャンパス
    • 年月日
      20131026-20131026

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公開日: 2015-05-28  

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