日本全国を一級水系、二級水系、その他の水系に区分し、それぞれの流域界を地理情報システム(GIS)を用いて作成した。これらのデータをクラウド(インターネット上の仮想空間)に格納し、PC、タブレット、スマートフォンで誰もが閲覧できる仕組みを構築した。現場では現在位置が分かることから、流域のどこに自分がいるか、即座にGPS機能により判断できる。 流域を単位とし、流域の中にどのよう地物、事象が存在するのか、人口や産業などはどういう現状であるか、過去にどのようなことが起こったか、などの流域単位での諸情報に関するこれまでの成果を活用し、室内および現場の双方にて総合的な流域診断を実施することが可能である。
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