研究課題/領域番号 |
25350024
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研究機関 | 大阪府立大学 |
研究代表者 |
上甫木 昭春 大阪府立大学, 生命環境科学研究科(系), 教授 (70152858)
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研究分担者 |
川田 佳子 (押田佳子) 日本大学, 理工学部, 准教授 (10465271)
上田 萌子 兵庫県立人と自然の博物館, 自然・環境マネジメント研究部, 研究員 (10549736)
浦出 俊和 大阪府立大学, 生命環境科学研究科(系), 助教 (80244664)
大平 和弘 兵庫県立人と自然の博物館, 自然・環境マネジメント研究部, 研究員 (90711169)
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研究期間 (年度) |
2013-04-01 – 2017-03-31
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キーワード | 祭祀空間 / ウタキ / モイドン / カミヤマ / 自然インフラ |
研究実績の概要 |
本年度の5月から6月にかけて、研究代表者が大腸憩室炎になり1か月程度の入院を余儀なくされ、夏休み期間に予定していた調査を実施することができなかった。一方、基礎的情報は継続的に収集し、鹿児島県内にも類似の祭祀空間があることが判明し、その予備調査を年度内に実施した。具体的には、鹿児島県の甑島にある山の神と一体となった祭祀空間と種子島のガロー山である。特にガロー山はモイドンと類似する点が多く、モイドンよりも原始的な形態を残している可能性も指摘される。この調査では、昨年度と同様、民俗学者および現地の歴史研究者とともに、存続状況や利用状況などを現地確認した。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
4: 遅れている
理由
本年度は研究代表者が体調を壊し1か月程度の入院を余儀なくされたこと、および研究共同者の1名も産後休暇に入ったため、当初予定していた調査が実施できなかった。
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今後の研究の推進方策 |
本年度は十分な調査は実施できなかったが、年度後半には来年度に向けた予備的な調査も実施しており、来年度は総括的な調査として、住民への意識調査を実施したいと考えている。その結果も踏まえて、自然生態的なインフラとしての継承の在り方を考察していきたい。
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次年度使用額が生じた理由 |
研究代表者が体調を崩し、5月から6月にかかけて入院を余儀なくされ、夏の調査を実施することができなかった。また、研究分担者の一人も産後休暇に入り、全体として予定していた調査が十分に実施できなかった。
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次年度使用額の使用計画 |
昨年度実施予定の、モイドン(鹿児島薩摩半島、大隅半島)、カミヤマ(奄美大島)、ウタキ(八重山)の補足調査に加え、類似する事例としてガロー(種子島s)の調査も実施し、総合的な考察につなげる予定である。
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