本研究の目的は、東日本大震災からの復興をめざし、子どもたち自らが力強く未来を切り拓いていく力を培うために、家庭科教育において中・長期的な視点にたった生涯発達を指向した生き方教育、すなわちキャリア教育を取り入れた教育の構築を行うことである。被災地の高等学校家庭科教員対象調査、福島県サテライト校・サテライト協力校の家庭科教員対象ヒアリング調査、仮設住宅等調査、福島県葛尾村世帯調査、被災地以外の小学生、小学校教員対象調査等を実施し、分析、授業開発等を行った。結果、家庭科におけるキャリア教育の重要性と更なる教育の進展が必要であることが明らかとなった。
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