平均寿命や健康にかかわる生活習慣の地域差を、意識調査を行いその一端を明らかにした。調査対象地域は、30年以上に渡り日本で最も短命な地域の青森県黒石市、近年日本で最も長寿になった地域の長野県中野市、長寿県から平均寿命中位県に下がった沖縄県豊見城市である。研究代表者らは2004年にこれら地域の生活習慣の異同を調査した。本研究ではほぼ同一の調査項目を用いて、2014年に調査を行なった。その結果、2004年に見られた平均寿命が長い地域の方がよりよい生活習慣を見られるという違いは、そのまま維持されたが、その違いは小さくなった。
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