本研究により、相手に適正なクレームを伝える能力として、論理的思考力、コミュニケーションスキルが関与していることが示唆された。また攻撃性が高い人の場合、やや乱暴にクレームを伝えたり、曖昧さがある場面においてもクレームを言う傾向があることが示唆された。以上は、相手に適正にクレームを伝えるための教育に必要な視点でもある。 一方、クレームを言わないということは、「周りの人から嫌われていると感じるということ」と関係することが示唆された。ゆえに、きちんと伝えれば相手に聞いてもらえるということに気づいてもらうことで、適正なクレーム表出につながる可能性があると考える。
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