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2015 年度 研究成果報告書

グリーンカーテンの高層住宅への適用可能性と生活環境改善効果に関する研究

研究課題

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研究課題/領域番号 25350059
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
研究分野 家政・生活学一般
研究機関城西国際大学

研究代表者

鈴木 弘孝  城西国際大学, 環境社会学部, 教授 (60370706)

連携研究者 岩崎 寛  千葉大学, 大学院園芸学研究科, 准教授 (70316040)
川口 健夫  城西国際大学, 環境社会学部環境社会学科, 教授 (00201442)
中村 智香  城西国際大学, 環境社会学部環境社会学科, 助教 (80406769)
研究期間 (年度) 2013-04-01 – 2016-03-31
キーワードグリーンカーテン / 温熱環境 / ヒートアイランド / 壁面緑化 / 温熱指標 / 心理的効果
研究成果の概要

グリーンカーテン有りの場合にはなしの場合と比較して、MRT(平均放射温度)についてはピーク時には40%以上低減した。また、WBGT(湿球黒球温度)では1~2℃の低減が図られ、熱中症のリスクを1段階緩和できることを確認した。体感温熱指標としてSET*(新標準有効温度)による比較を行った結果、グリーンカーテンの設置によりピーク時には約2℃の低減効果を確認した。アロマとガーデンの組み合わせによる心理的効果をPOMS試験により比較検証した結果、アロマテラピー単独および、アロマテラピー+グリーンカーテンの併用において、心理面における改善の傾向が見られたが有意な差は得られなかった。

自由記述の分野

緑地計画

研究成果の学術的意義や社会的意義

第一に、今後の市街地内の高層住宅等建物高層部へのグリーンカーテンの普及と促進を図る上で、高層住宅のバルコニー部を想定した室内外での温熱環境の改善効果をWBGT、SET*、PMV等の体感温熱指標を使用して定量的に評価することができた点。第二に、方位の違いにより建物の各面が受ける日射量の違いがグリーンカーテンの被覆と植物の生育に及ぼす影響を検証するとともに、使用する植物種の違いにより生育状態に及ぼす影響を実地に検証できた点。第三に、グリーンカーテンとアロマの組み合わせにより生活者の癒しやくつろぎ等生理的・心理的な面への影響と効用をPOMS試験やSD法により定量的に評価することができた点。

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公開日: 2017-05-10   更新日: 2020-03-30  

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