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2016 年度 実績報告書

学習者と教師の必要感に基づいた家庭科住生活学習の教材・授業の提案

研究課題

研究課題/領域番号 25350071
研究機関静岡大学

研究代表者

小川 裕子  静岡大学, 教育学部, 教授 (20136154)

研究分担者 中島 喜代子  三重大学, 教育学部, 特任教授(継続雇用) (70024487) [辞退]
石井 仁  岐阜大学, 教育学部, 准教授 (70321479)
小川 正光  愛知教育大学, 教育学部, 教授 (80126929)
研究期間 (年度) 2013-04-01 – 2017-03-31
キーワード住生活授業実践 / ジグソー学習 / パフォーマンス評価 / テキストマイニング
研究実績の概要

本研究テーマに関して、本年度には下記の通り進めた。
1.附属静岡中学校における「追求」(総合的な学習の時間)授業実践を実施した。(1)階段の研究(2016年4月から9月、計10時間)、(2)理想の部屋を作ってみよう! ―快適な住まいを目指して―(2016年10月から2017年2月、計10時間)
2.静岡県立K高等学校における家庭科「家庭基礎」において住生活の授業実践を行った。知識構成型ジグソー学習を用いて、高校生が自らの将来の住生活スタイルを具体的に思い描くことができることを目指す授業を計画し、そのために必要な教材を作成して授業実践を行った。このジグソー学習において、エキスパート活動で取り上げ、教材として準備した資料は、以下の4件である。住生活スタイルを決めるにあたり、家族や近隣の人々とどのように関わるのかということと、周囲の自然環境とどのように関わるのかという2つの軸が重要なのではないかと考え、それぞれの軸で特徴的な位置にあると考えられる以下の4つとした。(1)伝統的な日本家屋(自然を生かした住まい・ライフスタイル)、(2)スマートハウス(エコを売りにしているものの、その実現方法は高断熱・高気密の住宅であることが前提であり、人工的で効率的な環境制御システムを取り入れた住まい)、(3)コレクティブ・ハウジング(家族それぞれの専用住戸以外に、生活を共同化するための共用空間や設備が備わっている集合住宅)、(4)超高層住宅(多数の住戸が集まった集合住宅であり、同じ棟に居住しているもののお互いに知らない場合が少なくない)
この授業実践の評価に当たっては、パフォーマンス評価を取り入れ、その分析にあたっては、テキストマイニングを用いた。
本年度は本研究課題の最終年度に当たり、1,2のような学習科学の視点から住生活の授業実践に新しい試みを実現でき大きな進歩である。今後、この成果を学会や講習会などで広げていく。

  • 研究成果

    (3件)

すべて 2017

すべて 雑誌論文 (1件) (うちオープンアクセス 1件) 学会発表 (2件)

  • [雑誌論文] 住宅事情と現行教科書の検討を踏まえた静岡県における高等学校家庭科住生活領域の教材提案  ―ライフステージと住まいを中心として―2017

    • 著者名/発表者名
      小川正光、植松真未、藤原恵里、山下美乃里
    • 雑誌名

      愛知教育大学研究報告 (芸術・保健体育・家政・技術科学・創作編)

      巻: 66 ページ: 83,91

    • オープンアクセス
  • [学会発表] 高等学校家庭科における住生活領域の教材開発に関する研究―「自分の将来の住生活を考える」授業―2017

    • 著者名/発表者名
      小川裕子、藤原恵里、伊深祥子
    • 学会等名
      日本家庭科教育学会
    • 発表場所
      国立オリンピック記念青少年総合センター(東京都渋谷区)
    • 年月日
      2017-06-24 – 2017-06-25
  • [学会発表] 中学校家庭科住生活領域における授業実践の実態と課題―静岡県内の中学校教員を対象とした調査結果から―2017

    • 著者名/発表者名
      山下美乃里、小川裕子
    • 学会等名
      日本家庭科教育学会
    • 発表場所
      国立オリンピック記念青少年総合センター(東京都渋谷区)
    • 年月日
      2017-06-24 – 2017-06-25

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公開日: 2018-01-16  

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