衣服圧にかかわる動きやすさや肌触りの良さと繊維製品の材料特性との関係を整理し、これらの結果を総合して、ストレスフリーの衣料設計についての指針をたてることを目的として行った。これらのことは、備蓄用衣類セットを提言するための基礎研究として利用できると考えられる。具体的には、まず、ヒトの筋肉量・推定骨量の違いがソックスの被服圧に与える影響、および人体のやわらかさにかかわる身体特性がソックスの被服圧に与える影響について知るために実験研究を行った。次に、肌着およびタオルの肌触りの良さに関する研究を行い、ストレスの小さいヒトに優しい被服の使用感と材料特性との関係に明らかにすることができた。
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