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2018 年度 実績報告書

食物・食品の渋みの機構解析と評価

研究課題

研究課題/領域番号 25350111
研究機関ノートルダム清心女子大学

研究代表者

北畠 直文  ノートルダム清心女子大学, 人間生活学部, 客員教授 (30135610)

研究期間 (年度) 2013-04-01 – 2019-03-31
キーワード渋味 / 唾液たんぱく質 / 耳下腺唾液 / 顎下腺唾液 / 舌下腺唾液
研究実績の概要

これまでの実験内容について、確認を必要とする箇所があったため、それに関する一連の実験、すなわち追試を行った。具体的には、耳下腺唾液たんぱく質と顎下腺唾液たんぱく質ならびに舌下腺唾液たんぱく質の渋味発現に及ぼす効果の違いを検証することである。当初、耳下腺唾液たんぱく質が渋味発現に一義的に意味を有しているとの結果を得ていたが、その後、顎下腺唾液たんぱく質ならびに舌下腺唾液たんぱく質も渋味発現に関与している可能性を示す実験結果が得られた。
今回の再試、追試の結果、タンニン酸などのポリフェノール類の渋味発現には耳下腺唾液たんぱく質が極めて有意に機能しており、二価金属等の引き起こす渋味。収斂味には耳下腺唾液たんぱく質のみならず、顎下腺唾液たんぱく質ならびに舌下腺唾液たんぱく質も少なからず関与していることが明らかになった。これらの結果は、これまでの結果を否定するものではなく、捕捉する結果となった。
なお、実験に必要とした機器や試薬類は、これまでの購入していたものを用いることができたため、新たに残余予算を使用することなく終了した。また、これまでの成果のまとめを継続的に行った。

  • 研究成果

    (1件)

すべて 2018

すべて 雑誌論文 (1件) (うち国際共著 1件、 査読あり 1件、 オープンアクセス 1件)

  • [雑誌論文] Positive Charges on the Surface of Thaumatin Are Crucial for the Multi-Point Interaction with the Sweet Receptor2018

    • 著者名/発表者名
      Tetsuya Masuda, Satomi Kigo, Mayuko Mitsumoto, Keisuke Ohta, Mamoru Suzuki, Bunzo Mikami, Naofumi Kitabatake, Fumito Tani
    • 雑誌名

      Front Mol Biosci.

      巻: 5 ページ: 10

    • DOI

      10.3389/fmolb.2018.00010

    • 査読あり / オープンアクセス / 国際共著

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公開日: 2019-12-27  

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