研究課題
基盤研究(C)
接触過敏症(CHS)は,アレルギー性接触皮膚炎のモデル動物実験系としてよく用いられる。本研究では,CHS動物実験系を用いてエラジタンニンを多く含むザクロポリフェノール濃縮物(PPC)のアレルギー抑制効果を検討した。研究の結果,食品として摂取可能なポリフェノール量に相当するマウスの摂取量で,CHS抑制効果が示された。そのメカニズムとして好中球を動員するCXCL2とマクロファージを動員するCCL12の発現抑制が考えられた。さらに,PPCと大豆イソフラボンの相乗効果によるCHS抑制効果が示唆された。
食生活学