大豆製品がメタボリックシンドロームの病態に与える影響について肥満モデル動物及び人集団を対象とした疫学研究を行った。高脂肪食誘導性肥満マウスに大豆イソフラボンであるエクオールを投与すると、糖負荷試験およびインスリン負荷試験の結果が改善した。エクオール投与により内臓脂肪の量は減少し、また内臓脂肪における炎症マーカーも低下傾向を示した。 大豆製品摂取量とメタボリックシンドローム関連因子との関連を重回帰分析を用いて行った。ベースラインから3年間における腹囲、血中トリグリセライド、血圧、血糖値の変化と大豆製品との関連を調べると、40歳未満の男性において味噌および納豆の摂取量が腹囲の減少と関連していた。
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