研究課題
基盤研究(C)
本研究では、老化制御因子としての亜鉛及び鉄の役割について検討した。飼料中亜鉛が体重増加に支障のないレベルであってもラットの生体内抗酸化因子は正常値に達しておらず、従来考えられていた亜鉛および鉄の必要量では不足することが明らかとなった。人間を対象とした研究のメタアナリシスでは、貧血のない鉄欠乏によって疲労を招くことが示された。今後も亜鉛や鉄の補給による老化制御について検討を続ける必要性が示唆された。
栄養学、食生活学、衛生学