研究課題/領域番号 |
25350139
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研究機関 | 大妻女子大学 |
研究代表者 |
上杉 宰世 大妻女子大学, 家政学部, 准教授 (10383522)
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研究期間 (年度) |
2013-04-01 – 2018-03-31
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キーワード | 縦断研究 / 高齢期女性 / 栄養士養成施設 / 食事調査 / 健康度 / 更年期症状 |
研究実績の概要 |
1.女性の健康度を評価する指標として適切な調査票を模索したところ、SF-36v2が客観的、総括的に健康度を計ることができることがわかった。 2.縦断研究のうち、本学卒業生208名(50~65歳)を対象に前年度までに食事調査及び健康度、食生活に関するアンケート調査を実施したが、今年度は追加で27名の参加があったため、合計235名の卒業生に上記のSF-36v2を含む追加調査を実施した。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
2: おおむね順調に進展している
理由
調査対象者については、他大学の栄養士養成施設と連携をとることを検討したが、他大学の在学中食事調査結果は調査表の精度が低く、また現在の追跡調査を行うための住所録等の情報がなかったため、他大学との連携による対象者追加は実施できなかった。また、本学卒業生についても3学年(約100名)追加する予定であったが、名簿整理が進まず27名の追加のみに留まってしまった。 しかし、今までの対象者約250名については、健康度を計る調査票等の追加調査を実施することができたので、対象者数は少ないが、調査項目は倍増したことで、関連性や現状把握等の解析に十分なデータ数となった。
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今後の研究の推進方策 |
対象者を追加するために3学年分の名簿整理を進め、調査を実施すると同時に、平成27年度の追加対象者と今後追加する対象者の大学生時代の食事記録及び身体状況、生活状況記録のデータベース化を進め、縦断的解析が可能となるよう、データベースの整理を進める予定である。その後、解析結果を論文等にて発表する予定である。
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次年度使用額が生じた理由 |
データベース作成のためのパート採用が2名の予定であったが、1名になってしまったこと、及び、海外での類似研究者からの助言を得るための出張を予定していたが、日程調整がつかずに行けなかったこと。
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次年度使用額の使用計画 |
データベースを最終的な形に整えられるように、データ整理のパート者を確保し、謝金として使用する。データ解析及び論文投稿に関わる費用として使用する予定である。
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