研究課題
基盤研究(C)
粘度を10mPa・sと40mPa・sに調整した食物繊維粘性水溶液を2~4週間飲水としてマウスに飲ませ、胃粘膜にどのような影響があるか検討した。その結果、食物繊維溶液を飲むと胃粘膜が厚くなり、腺粘液産生細胞が増えることがわかった。そして、それらの作用は食物繊維の種類や分子の大きさによって異なり、アガロースやアルギン酸ナトリウムに比べてメチルセルロースやグアガムで作用が大きく、さらに同じ種類の食物繊維でも分子の大きなものの方が食物繊維の摂取量が少ないにも関わらず作用が大きいことがわかった。
食品衛生