北海道・静岡・埼玉で研究グループをつくり,互いに他地区の授業研究会にも参加して研究をすすめた。成果として,数学の「よい授業」に関して次のように集約することができた。数学の「よい授業」は,(1)生徒が主体的に取り組み,考え続けている授業,(2)目標が適切に設定され,それが達成される授業。「よい授業」を行うための要件は,①本時の目標を明確にする,②問題と問題提示の仕方を工夫する,③考えの取り上げ方を工夫する。 この3つの要件に基づいた問題解決の授業を実践した結果,その多くの授業で(1)と(2)が実現されること確認した。なお,研究成果の一部を単行本として出版予定(明治図書,平成28年5月)である。
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