新たに開発した「簡易凍結徒手切片法」を用い、動物・生命そのものに立脚し、多様な動物門の動物の組織を見る高等学校生物の実験を開発した。 多様な動物を観察する長所を活かし、これまでにない動物の系統、進化、体の複雑さを実感する実験を作成した。具体的には、側生動物のカイメン、後生動物で二胚葉性の刺胞動物のヒドラ、前口動物で扁形動物のプラナリア、環形動物のミミズ、後口動物の脊索動物のナメクジウオ、脊椎動物に属するイモリ胚の体のつくりを、実物を通して観察できる実験となった。実際の動物の観察に加え、多様な動物の体のつくりを比較することで、動物界を俯瞰し、各動物の特徴が実感出来るものとなった。
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