本研究では、初学者がプログラミングを理解する過程を解明し、その成果を中学・高校や大学で実証することを目的としている。 4年目である平成28年度では、前年度までに得られた「(1)初学者のプログラミング理解過程の分析と理解モデルの構築」および「(2)教育用プログラミング言語におけるプログラム理解に関する工夫の分析」をもとに、「(3)中学校・高等学校の新学習指導要領の内容との対応分析および授業での評価実験」および「(4)得られた知見のC言語など汎用プログラミング言語教育への適用」を検証した。 現時点の研究成果については、次のように実証実験および公開を行うことができた。「(1)Webサイトで、開発教材と授業案等を公開した。」「(2)学会での口頭発表を行った。」「(3)文部科学省の実証実験として中学校および高等学校での授業を実施した。」「(4)文部科学省の中央教育審議会の委員として初等中等教育における情報教育カリキュラムに研究成果をアドバイスした。」
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