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2015 年度 実績報告書

幼小中における持続可能性教育の実践的研究:科学性の芽生えから課題解決能力育成へ

研究課題

研究課題/領域番号 25350265
研究機関東京家政大学

研究代表者

大澤 力  東京家政大学, その他部局等, 教授 (20310394)

研究分担者 小林 辰至  上越教育大学, 学校教育研究科(研究院), 教授 (90244186)
木村 吉彦  上越教育大学, 学校教育研究科(研究院), 教授 (90175307)
岩田 力  東京家政大学, その他部局等, 教授 (00134578)
尾崎 司  東京家政大学短期大学部, その他部局等, 講師 (40424634)
市川 直子  玉川大学, 教育学部, 准教授 (60349206)
研究期間 (年度) 2013-04-01 – 2016-03-31
キーワード持続可能性教育 / 科学性の芽生え / 幼児教育 / 福島での実践研究調査 / 幼・小・中連携
研究実績の概要

本研究の目的は,幼小中へと展開する科学性の芽生えから課題解決能力育成に至る環境教育,特に原発事故に起因する放射能汚染と自然遊びという現代的課題による持続可能性教育の実践研究を通した科学教育の振興にある。その研究実績は,平成14年度「幼稚園における環境教育への取り組みに関する研究:ミニビオトープ作りを通して」の成果=幼児期の小規模自然環境の環境教育への有用性;平成18年度「幼児の環境教育における実践的取り組みの研究:ビオトープによる持続可能性教育の検討」の成果=幼児期の中規模自然環境の持続可能性教育への有用性;平成21年度「幼小連携における持続可能性教育の実践的取組の研究:科学性を育む里庭体験の検討」の成果=幼児から学童期の科学性を育む里庭の持続可能性教育の有用性の研究発展に位置する。
平成27年度は、福島県内におけるモデル幼稚園・小学校・中学校における幼小中連携の充実した貴重な教育実践の成果を得ることが出来た。さらに、こうした事例を盛り込みつつ、最終年度といったことも含め、国立教育政策研究所の担当官にもシンポジストして参加願った総まとめの自主シンポジウムによる啓蒙活動や3年間の研究内容を総括した報告書にこれまで積み重ねてきた実践や研究の成果を盛り込みつつ、さらなる研究の発展を期した形での充実した364ページにも及ぶ最終報告書を作成し、教育・研究関連諸団体や研究にお力添えをいただいた方々に感謝と今後の発展的活用を願いつつ配布した。

  • 研究成果

    (13件)

すべて 2016 2015

すべて 雑誌論文 (5件) (うち査読あり 5件) 学会発表 (5件) 図書 (3件)

  • [雑誌論文] 保育者養成校で学ぶ領域横断型学習に向けた基礎調査ー「昆虫」を用いた取り組みー2016

    • 著者名/発表者名
      渡部美佳・佐藤邦子・大澤力
    • 雑誌名

      東京家政大学研究紀要

      巻: 56-1 ページ: 167-171

    • 査読あり
  • [雑誌論文] 科学的な問題解決において児童・生徒に仮設を設定させる指導の方略-The Four Question Strategy(4QS)における推論の課程に関する一考察-2015

    • 著者名/発表者名
      山口真人・田中保樹・小林辰至
    • 雑誌名

      理科教育学研究

      巻: 55-4 ページ: 437-443

    • 査読あり
  • [雑誌論文] 小・中学校の理科教科書に掲載されている観察・実験等における"The Four Question Strategy(4QS)"の適用の「可能性に関する研究―自然事象に関わる因果関係の観点からー―2015

    • 著者名/発表者名
      山田貴之・田代直幸・田中保樹・小林辰至
    • 雑誌名

      理科教育学研究

      巻: 56-1 ページ: 105-122

    • 査読あり
  • [雑誌論文] 小学校高学年児童の日常生活での因果関係のある事象に関与する経験及び意識の傾向2015

    • 著者名/発表者名
      山田貴之・小林辰至
    • 雑誌名

      理科教育学研究

      巻: 56-2 ページ: 225-234

    • 査読あり
  • [雑誌論文] 中学生の満ち欠けの理解に関わる空間認識能力に影響を及ぼす諸要因の因果モデル2015

    • 著者名/発表者名
      栗原淳一・壽崎智佳・小林辰至
    • 雑誌名

      理科教育学研究

      巻: 56-3 ページ: 325-336

    • 査読あり
  • [学会発表] 保育者養成校で学ぶ学生に向けたミツバチ体験学習の試み2016

    • 著者名/発表者名
      渡部美佳・大澤力(ポスター発表)
    • 学会等名
      日本保育学会
    • 発表場所
      東京学芸大学小金井キャンパス
    • 年月日
      2016-05-07 – 2016-05-08
  • [学会発表] 幼小中における21世紀型教育の実践的研究1-科学性の芽生えから問題解決能力の育成を目指して-2016

    • 著者名/発表者名
      大澤力・小林辰至・生駒恭子・後藤顕一(自主シンポ)
    • 学会等名
      日本保育学会
    • 発表場所
      東京学芸大学小金井キャンパス
    • 年月日
      2016-05-07 – 2016-05-08
  • [学会発表] 幼小中における原体験を基盤としたESD(持続可能性教育)の検討―科学性の芽生えから課題解決能力育成へ-2015

    • 著者名/発表者名
      大澤力・小林辰至(自主課題研究)
    • 学会等名
      日本環境教育学会
    • 発表場所
      名古屋市立大学滝川・桜山キャンパス
    • 年月日
      2015-08-21 – 2015-08-23
  • [学会発表] 幼小中における持続可能性教育の実践的研究Ⅱ2015

    • 著者名/発表者名
      生駒恭子・大澤力・関章信(ポスター発表)
    • 学会等名
      日本保育学会
    • 発表場所
      椙山女学園大学星が丘キャンパス
    • 年月日
      2015-05-08 – 2015-05-10
  • [学会発表] 分科会3 新たな保育・教育の実践と環境2015

    • 著者名/発表者名
      大澤力・生駒恭子・大宮勇雄ほか(分科会)
    • 学会等名
      こども環境学会
    • 発表場所
      福島大学金谷川キャンパス
    • 年月日
      2015-04-24 – 2015-04-26
  • [図書] 新版 保育用語辞典2016

    • 著者名/発表者名
      谷田貝公昭・大澤力ほか
    • 総ページ数
      462
    • 出版者
      一藝社
  • [図書] 科研費報告書「幼小中における持続可能性教育の実践的研究:科学性の芽生えから課題解決能力育成へ」2016

    • 著者名/発表者名
      大澤力
    • 総ページ数
      463
    • 出版者
      東京家政大学
  • [図書] 実践保育内容シリーズ3 環境2015

    • 著者名/発表者名
      谷田貝公昭・大澤力
    • 総ページ数
      171
    • 出版者
      一藝社

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公開日: 2017-01-06  

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