阪神淡路大震災や東日本大震災の発生を契機に、近年自然災害やその原因となる地学現象への関心が高まり、これらの知識や理解を深めること、とりわけ身近な地域の地形やその成り立ちを読み解くことが、学校や自治体を単位とした地域防災力につながることが認識されるようになった。 本研究では博物館という社会教育の場において、地域の特性を踏まえた防災・減災のあり方を検討するため、千葉県内の地形やその成り立ちの類型化を行い、それぞれに対応した災害の起こり方の差異をモデル化した。その成果を基に、平成30年3月3日~5月27日、千葉県立中央博物館で春の展示「ところ変われば備えも変わる あなたの街と自然災害」を開催した。
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