オブジェクト指向モデリング教育支援を目的として、クラス図に対応したオブジェクト図を自動生成し学習者に提示するシステムを開発した。本システムが想定する2つのユースケースは①学習者が作成したオブジェクトモデルの検証、②クラスモデルの多重度誤りの発見、である。 また、UML静的モデルの多重度を診断するシステムを開発した。本システムの特徴はクラス図-オブジェクト図間の矛盾の指摘(一貫性の診断)だけではなく、曖昧である箇所の指摘(明瞭性の診断)を行うことにある。一貫性と明瞭性の2軸によってモデルを評価することで、初学者がモデルを曖昧にして矛盾を解消しようとするのを防ぐ。
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