上肢障がい者や難病患者の特性に合わせた、マウス操作における方向、距離、サイズ等の依存性をデータベース化し、最適感度を導出する設計を行うことができた。検証により、肉体的負担を減らしつつパフォーマンスを維持できることを確認できた。 また病状の進行に伴い画面を見続けることが困難な場合でも状態把握が可能となる環境音を取り入れたインターフェースを設計した。煩わしさによる意識喚起の少ない環境音による音響デザインにより、少ない操作回数で画面遷移や階層構造の移行を可能とし、操作能力の低下分を補完するシステムとなった。
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