研究実績の概要 |
学生を取り巻く環境は刻々と変化し,また個人の認識に関してもトレンドが生じる.変化する尺度を伴う,極めてあいまいな情報について,分析や予測研究を行った.研究の成果として得られるデータは講義の設計・調整に資するものと考える. そして,主観データを用いた多目的評価において,高い評価を持つ学生の特徴分析,またそうした学生が大学教育において形成される過程に関する分析を行った.従来,教育機関における進路に関する分析量として,就職を希望する学生において内定を獲得した学生が占める割合を用いたマクロ的な議論がなされてきた.本研究では時系列データ上において,特徴的な学生が形成される過程についてデータマイニング的な手法を適用し,進路指導へ活用する方策を提案した. 最終年度の査読付き論文は以下の通りである. "Cause and Effect Relationship Analysis Using Chain Independent Graph", ICIC Express Letters, Part B, p461-p468. "Employment Impact Analysis using Variance Analysis based on Student Data", International Journal of the Japan Association for Management Systems, Volume 9 (2017) Issue 1 p51-p56. "Factor Analysis for Employment using Student Information Data", Proceedings of the 4th Multidisciplinary International Social Networks Conference 2017.
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