本研究の目的は、教職志望学生が校内研究のデータ収集や分析等の支援を行うことを通して、校内研究を活性化する支援体制を整備し、かつ教職志望学生がベテラン教師の実践知をよい意味で盗み、自らの力量向上につなげていく循環型の教育研究システムを構築することである。このような目的のもと、3つの教職カリキュラムを開発し、その評価を行った。一つは、教職志望学生が授業研究の支援を行う授業研究論、二つは、情報教育に関する保護者向けのプレゼンテーションを行う情報教育実践論、三つは、恩師のライフヒストリー研究を主軸にした「教育工学演習」である。
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