研究実績の概要 |
研究目的は、教員のICT活用指導力における「教師のためのメディア情報リテラシーカリキュラム(Media and Information Literacy Curriculum for Teachers)」(ユネスコ,2011)の学習効果を検証することである。研究代表者と国内の研究協力者が現職教員と教員養成学生にこのカリキュラムについての教育実践を行うことで、ICT活用指導能力の変化について実証的に明らかにすることであった。そのために、ICT活用指導力については、国内の教育工学の専門家を研究協力者とし、メディア情報リテラシーについては、国連、ユネスコと海外の研究者を研究協力者として研究を実施することであった。 初年度は、ユネスコ「教師のためのメディア情報リテラシーカリキュラム」評価2として、教員養成におけるソーシャルゲーム、フードフォースを利用した学習効果による教員のICT活用指導力の変化を明らかにした。さらに教員免許更新講習会において現職教員に対してメディアリテラシー学習による教員のICT活用指導力向上を明らかにした。 2年目は、教師のためのICTコンピテンシーへのメディア情報リテラシーの効果を明らかにした。さらにユネスコ「教師のためのメディア情報リテラシーカリキュラム」の日本での実践における課題を明らかにした。 最終年度では、メディア・リテラシー学習による教員のICT活用指導力への効果として、現職教員が教員免許更新講習会においてメディア・リテラシーを学習することによる、教員のICT活用指導力の変化を明らかにして、初年度の研究と比較を行った。
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