• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 課題ページに戻る

2014 年度 実施状況報告書

視線追尾・計測システムによる内視鏡手術における新しいトレーニング方法の確立

研究課題

研究課題/領域番号 25350328
研究機関神戸大学

研究代表者

角 泰雄  神戸大学, 医学(系)研究科(研究院), 助教 (00529521)

研究分担者 中村 哲  神戸大学, 医学部附属病院, 助教 (10403247)
掛地 吉弘  神戸大学, 医学(系)研究科(研究院), 教授 (80284488)
山下 公大  神戸大学, 医学部附属病院, 助教 (80535427)
研究期間 (年度) 2013-04-01 – 2016-03-31
キーワード鏡視下手術 / トレーニング / eye-hand coordination / bi-hand coordination
研究実績の概要

本研究では、最終的には有効な鏡視下手術のトレーニング方法の確立を目指すものである。鏡視下手術においては、開腹手術と全く異なる要素を獲得しなければならないという技術的問題点が存在するからと考えられる。この技術的問題点の根底にあるのが、『eye-hand coordination(目と手の協調運動)』と『bi-hand coordination(両手の協調運動)』という2つの要素であり、これをモニター上で獲得しなければならないという点である。この2つの要素の獲得には、鏡視下での縫合結紮の練習を行うことが有効である。しかし、縫合結紮トレーニングのみでこの2つの要素を同時に獲得しようとすると個人的な能力の差によって、そのラーニングカーブに大きな差が生じてしまうのが現状である。
このトレーニング方法の確立が内視鏡外科医を目指す若手のレベルアップに繋がるだけでなく、今後日本の内視鏡外科医の裾野を広げることに繋がると考えられる。本研究では、視線追尾システムを用いてシュミレーターなどを用いたドライボックスでのトレーニングと豚を用いたウエットトレーニングを行い、エキスパート(日本内視鏡外科学会技術認定医)とビギナー(若手外科医及び医学生)との比較検討を行い、有効なトレーニング方法を確立するのが目的である。平成25年度は、『eye-hand coordination』と『bi-hand coordination』についてエキスパートとビギナーとの相違点を分析し、そのメカニズムの解明ついて試み、『eye-hand coordination』についてのドライボックスでのモニタリング解析を行った。
平成26年度は、25年度に引き続き解析を行うとともに『bi-hand coordination』についての解析に取り組んだ。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

4: 遅れている

理由

実験に要する時間が当初の計画より大幅にかかっていることと、実験タスクのモデル作成に時間がかかっている。また、参加してもらう人数の確保に依然難渋している。

今後の研究の推進方策

実験タスクに関する素案が出来つつあるので、これを早急に仕上げることとこれまで以上に実験参加可能な人数の確保に努める。

次年度使用額が生じた理由

購入器機の価格の値下げによるもの

次年度使用額の使用計画

実験器具の作成に使用。

URL: 

公開日: 2016-05-27  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi